中国駐在で、中国語は必要でしょうか?
中国駐在経験3度の私からすると、ぜったい、ぜったい、必要!です。
中国語を話せると、仕事もプライベートも充実しますよ!
でも、多くの日本人駐在員は、話せない状態で中国に来ていますよね。
これは仕方ないかもしれません。
日本では、中国語を学ぶ機会があまりないので、話せる人の方が珍しいです!
実際、私も最初の駐在の時は全然話せない中、駐在員をしてましたが、ジェスチャーや筆談を繰り返して何とかなりました。(笑)
でも、やっぱり勉強はしなきゃと思ったのが当時の記憶です。
ここでは、中国語の重要性について紹介していきます。
中国語を話せなくても駐在員は務まるの?
そうなんです。
中国では、中国語を話せなくても駐在員として仕事は十分できます。
なぜなら、
日本語を話せる中国人スタッフの数が圧倒的に多いからです!なので、中国では、駐在員は日本語で会話できてしまいます。
一説によると、日本語を話せる中国人の数は100万人以上いると言われてます。
一方で、日本で中国語を話せる人の人数は、おそらく数万から10数万人ぐらいしかいないですし、中国語を話せる日本人全てが中国に駐在するとは限らないので、駐在員の中で中国語を話せる人は1万から数万人ぐらいじゃないでしょうか?
中国人にとって日本語はなじみのある言語かもしれませんが、日本人にとって中国語はなじみのある言語ではないんですよね。
なので、
日本人の大多数の駐在員は、中国語を話せない状態で赴任するので、日本人駐在員は中国語を話せない事を前提に、組織を作っています。
幹部やスタッフの多くは、日本語を話せる人が集まるので、
中国語を話せなくても業務は回りますし、勉強する必要もないのです。
中国駐在で中国語を話せるとどんなメリットがある?
では、中国語は全く必要ないのでしょうか?
いえ、いえ、絶対に必要ですよ!
何度も否定していますが(笑)
中国語を話せるのと話せないのでは、仕事や私生活などが大きく変わります。
中国語を話せると、中国人スタッフとのコミュニケーションがうまくいきますし、私生活でも行動範囲が広がります。
私は、中国駐在を3度経験していますが、中国語を話せれば仕事や私生活が楽しくなります!
具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
- 行動範囲が広がり、中国生活を楽しめる
- 仕事で信頼関係を作れる
- 真の友達を作ることができる
行動範囲が広がり、中国生活を楽しめる
中国は、世界遺産が50件以上あって、地域それぞれに色があって、旅行するのはとても楽しいです。
西湖で有名な杭州、歴史のある蘇州、発展著しい深セン、北京の万里の長城、福建省の土楼、重慶の火鍋、成都のパンダ動物園・・・ いろんな観光地があります。
また、中国はITが進んでいるので、様々なAPPで出前を頼んだり、食品を注文したりできます。
タクシーもAPPで予約できます。
疲れたら、マッサージにも行きたいでしょう。
こうした行動をとっていくには、中国語を話せないと本当に大変です!
中国語を話せないとタクシーを呼ぶのさえも一苦労でしょう。
中国語を話せると、人と人との会話が楽しくなります。
冗談を言ったり、愚痴を言ったりすることもできるので、ストレス解消になります。
特に駐在員はストレスが溜まりやすいので、ストレス解消にもなりますよ。
仕事で信頼関係を作れる
日系企業には、日本語を話せる人が多いと言っても、やっぱり話せない人もいます。
中国人は、有能で2種類の言語を話せるバイリンガルが多いのですが、中国語と日本語ではなく、中国語と英語というスタッフもいます。
特に技術者です。
技術者は、中国語・英語スピーカーが多いです。
もし、あなたが組織の部門長なら、スタッフとは公平にコミュニケーションをとらないといけませんが、あなたが中国語を話せないようだと、日本語を話せるスタッフに偏ってしまいます。
日本語を話せない中国人スタッフに損をさせてしまう事になります。
報連相ができないので、評価も悪くなりますし、昇進も遅れてしまいます。
それは、優秀なスタッフのせいではなく、あなたが話せないからです。
仕事では、こうした中英しか話せないスタッフとどうコミュニケーションをとっていくのかがポイントとなります。
英語が話せるなら、英語で会話すればよいですが、あなたが日本語しか話せないと、やっぱり深いところまで入っていけません。
通訳が付くと、通訳の分かる範囲での会話になりまし、急ぎの仕事をスタッフにまわせなくなります。
必然的に、日本語スピーカーに頼る事になってしまうのです。
また、日本語を話せる人が優秀とは限りません。
むしろ、日本語を話せないスタッフの方が仕事の専門分野の勉強に力を入れているので、もっと優秀な人が多いです。
あなたの中国語能力が優秀な人を損させて、辞められてしまうリスクも生んでいるのですよ。
中国語を話せるようにならない限り、スタッフを公平に評価できません。
まずは勉強しましょう! 少しずつでも良いので話せるようになって、特定の人を評価しない公平な組織を作って信頼関係を築いていきましょう。
真の友達を作ることができる
海外駐在は、収入が良い分、ストレスが溜まります。
駐在員間の人間関係やスタッフとうまくいかない、お客さんから怒られるなどで、いろいろストレスが溜まります。
こうした時に、相談したり、会話で発散できる人はやっぱり友達です。
辛い時に相談できる友達を作れるか否かで、駐在生活の楽しさ、快適さが大きく変わります。
私も趣味を通じて中国人の友達ができました。
コロナウィルス対応の時も、家族が帰り、日本の学校に入ることになりましたが、中国から来た子供に対する風当たりがキツく、友達にいろいろ相談しました。
こうした友達を如何に作れるかが本当に重要だと思います。
困った時に相談したり、愚痴を言い合える友達をぜひ作ってみてください。
中国人の友達を作るなら、やっぱり言葉は大切です。
中国語を話せると2度目、3度目の中国駐在チャンスがある
中国語を話せる駐在員が少ない中、一度駐在を経験すると、その経験を活かし、2度目3度目の中国駐在が回ってくる可能性があります。
中国は、言葉や商習慣、法規制などが他国と違って特殊で初めての人は戸惑います。
英語は全然通じませんし、インターネットでGoogleもLINEなども全く使えません。
使えるのは、中国語の百度と微信(Wechat)です。
また、中国は広く、あちこちに出張する機会もあります。
一人で飛行機や新幹線、タクシーに乗って移動しなければなりません。
初めての人が慣れるにも、半年から1、2年ぐらいかかると思います。
こうした国でビジネスを引っ張っていくには、中国語を話せることが有利に働きます。
私が2度3度中国駐在しているのも中国語を話せることが一つの理由となります。
中国語を話せると転職が有利になる?
もちろん、転職も有利です。
世界人口77億人の16%にあたる13億人が中国にいますし、中国はアジアやアフリカを積極的に支援しており、中国語が通じる国が増え始めています。
また、華僑も東南アジアにはたくさんいますし、シンガポールでは中国語が通じます。
中国語のニーズが高まる中、ビジネスにおいて中国語を話せる日本人の価値は高まっています!
2、3年の短いスパンだけでなく、10年、20年の長期レンジにおいても、中国語は武器になります。
2、3年後と10年後では、仕事の内容や担う仕事の責務も異なると思いますが、言葉はいつだって使えます!
一度学習した事が生涯使える武器になるのです。これが語学学習の魅力です。
勉強しないで中国語を話すには?
できれば、中国語を一生懸命勉強してほしいのですが、勉強する時間がなかなか取れない場合、Pocketalkが非常におすすめです。
Pocketalkは、74か国語に対応したAI翻訳機です。
Pocketalkに向かって、言葉を話すと、話した言葉が自動翻訳されるので、相手が何を言っているのか簡単に画面上に表示されます。
ドラえもんの翻訳こんにゃくみたいですね。
アニメの世界が現実にやってきた感じです。
しかもレスポンスがメチャメチャ早く、十分使えます!
旅行や会議など、様々な場面で使えます。
その他の優れた機能として、
Pocketalkに向けて話した内容がクラウド上に1万件まで自動保存されているので、会議の議事録作成などにも使えます!
とても便利で私も重宝しています!
私の場合は、中国語はある程度話せるので、私生活でというよりも、ビジネスでの議事録作成のために使ってます。
中国語を楽して勉強するには?
中国語の教材は世の中にはたくさんあるかと思いますが、私がおすすめしているのはこちらです↓↓
中国語学習おススメ1 起きてから寝るまで中国語表現1000(アルク)
【会話】:★★★★★
【単語】:★★★★★
【文法】:★★★☆☆
日常生活の様々な中国語表現をこの本1つで学ぶことができます! 会話や単語に強く、実際に話している音声もダウンロードできるので、音声を聞きながら一緒に話してみると、勉強が進みます。
アルクは、外国語学習の大手で、とても勉強しやすい作りになっています。
中国語学習おススメ2 たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話(アスカカルチャー)
【会話】:★★★★★
【単語】:★★★☆☆
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日常会話の72個のパターンを収録しており、会話と文法を一緒に学ぶことができます。文字も大きく、読みやすいのが特徴です。
少し文法も勉強したい場合は本書はおススメです。