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海外駐在員でなくても海外へ行ける 海外トレーニー制度とは?

海外駐在員でなくても海外へ行ける 海外トレーニー制度とは?

海外で働くには、基本的に海外駐在員になるか、現地で就職する現地採用になるかどちらかの選択肢しかありません。

しかしながら、語学や海外の仕事経験を取得するために、若手を海外へ一定期間派遣する海外トレーニー制度を使えば、海外へ行く事ができます。

海外へ進出する企業が増える中、海外経験を積ませるために、一部の企業が運用している精度です。

海外トレーニー制度であれば、業務経験の浅い若手社員でも海外で働く事ができるんですよね。

海外トレーニー制度の特徴

海外トレーニー制度は、会社によって定義は異なると思いますが、概ね、将来の海外赴任者候補育成やグローバルリーダーを育成する事を目的に、一定期間海外に社員を派遣する制度となります。

主に、業務経験の浅い新人や若手社員が選ばれます。年齢的には20代から30代前半が多いのではないでしょうか。

一定期間という形になるので、任期があります。一般的には半年~2年に定めている会社が多いと思います。

その間は、赴任する国で語学を勉強すると共に、海外で働き、仕事の経験も積んでいきます。

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トレーニーの赴任国

赴任する国は、会社のグローバルビジネス戦略上、重要な国に派遣させますが、トレーニーは育成目的のため、危険国に赴任される事は少ないです。


大多数のトレーニーは、米国、英国、中国、シンガポールなどの駐在員が多く、生活しやすい国に送られると思います。

駐在員と同様に、自分から国を選ぶことはできないので、どこに行けるのかは全く分かりません。

ただ、英語がそれなりのレベルであれば、英語圏へ英語が全然ダメな社員は非英語圏に赴任しているケースが多いかなあと思います。

トレーニーの待遇

基本的に、育成目的になるので、駐在員と比べて待遇は悪いです

会社によっても異なると思いますが、住居は自分から選べる事は少なく、会社指定の場所であったり、ホームステイ先である事もあります。

給与についてですが、手当はほぼありません

ホームリーブ休暇もなく、日本に一時帰国する場合は自腹で帰るか、一時帰国を原則として認めない会社もありますね。

トレーニーは基本的に学習目的なので、仕方ありませんね。

トレーニーは何を育成するのか?

トレーニーは、語学と仕事上の経験を積み、海外で仕事を回す事ができる人物に育成します。

大体は、最初に学校で語学をみっちり勉強し、一定期間を経て、現地法人の会社に入り、仕事を体験する形となります。

語学は、現地の大学などに入学させるパターンが多いかと思います。朝から晩までみっちり勉強です。宿題ももちろん出ます。

最終的には、語学の試験を受けて、合格すれば終了という感じが多いかと思います。

不合格の場合は、この先仕事をしながら勉強を続ける形です。

仕事については、現地法人でビザを取り、組織に入り、一緒に仕事をします。基本的に日本人同士で仕事をするよりも、現地のスタッフと一緒に仕事し、経験を積んでもらう事に重点を置いてます。

トレーニーから駐在員へ

仕事の体験と言いつつも、実は、その他の海外駐在員や日本本社にとっては、駐在員になる素質があるかを見極める場でもあります。

このため、トレーニーの任期が終了した場合も、そのまま海外駐在員へ切り替わった社員は多いです。

仕事ぶりが評価されると、日本に帰国する事なく、駐在員に切り替わる事もあるので、頑張ればチャンスがあるという事です。

ただ、トレーニー時代は仕事に全くプレッシャーがなくても、駐在員になればプレッシャーやストレスも抱える事になるので、仕事面の環境が大きく変わる事には要注意です。

若手にとっては、トレーニーが駐在員になるための1つのチャンスでもありますね。

まとめ

海外トレーニー制度の特徴や待遇面などについて紹介しました。

若手はいきなり海外になかなか行くチャンスがないので、海外トレーニー制度に応募して、まずは語学の学習と海外の仕事を勉強する事をお勧めします。

仕事で大きな成果をだせば、海外駐在員になるチャンスもありますよ!

 

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