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海外駐在員のホームリーブ休暇

海外駐在員のホームリーブ休暇

海外勤務は、日本で働く以上にストレスフルな生活を送ります。

現地スタッフを思うようにマネジメントできない問題や駐在員同士の人間関係、業務負荷で休日を満足に取れないなどで心身共に疲労感はたまります。

少し前にOKYという「お前、来て、やってみろ」という言葉が流行りましたが、日本本社のプレッシャーも一つの原因です。

このため、多くの会社では年に一時帰国して休むことのできるホームリーブ制度を運用しています。

ホームリーブとは、出向や転勤により本国を離れ、日本国内で長期間勤務する外国人社員が、休暇などのために一時帰国することをいいます。

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海外駐在は会社負担で一時帰国可能

ホームリーブは、海外勤務に対する休暇という位置づけになるため、日本行きの航空券などの費用は、当然会社負担となります。

基本的には、会社には行かず、ゆっくり心身ともに休むのがホームリーブの趣旨となります。

ただ、実際はこのタイミングで会社出勤する事もあるんですけどね。

私は、本社の重苦しい雰囲気が嫌いなので、ホームリーブ中には決して行く事はありません(笑)

 

年に何回一時帰国できる?

これは、会社や赴任する国や地域によりますが、最低でも年に1回は家族含めて一時帰国できるように定めている会社が多いです。

赴任する国が発展途上国であればあるほど、年に2回、年に3回、年に4回と多くなっていきます。

私が知っている会社で最も多いのは3か月に1回帰国できる会社です。

これだったら、アフリカとか遠い国に帰国しても頑張れるかもしれません。

ただ、1度の帰国で数十時間もかかるようだと、その国に慣れれば慣れるほど帰らなくなるんでしょうね、きっと。。。

また、会社によっては、帰国のタイミングに、健康診断を義務付けている会社もあるので、健康診断のついでに帰るとなると、必ず年に1度は日本で過ごす事になるかと思います。

ホームリーブでやってはいけないこと

ホームリーブの注意点についてお話します。

仕事がひと段落して、ホームリーブを使って数週間休みを取る駐在員もいるようです。

うちの会社でも1か月ぐらい休む駐在員がいて、仕事にならなくなったので、ホームリーブの期間を何日間と明確に定めるようになってしまいました。(苦笑)

また、ホームリーブと有給休暇を一緒にくっつけて、長期間休む社員もいるので、有給休暇との同時使用をできなくしている会社もあるようですね。

この辺りは節度持って利用した方が良いでしょうね。

でないと、年々厳しくなっていくと思います。

どこまでの費用が会社負担になる?

一般的には赴任国と日本本社の間の航空券代が会社負担になります。

それ以外の空港までのタクシーやバス、電車などの費用は、会社によりますが、自己負担とする会社と会社負担になる会社のどちらもあります。

駐在員の数が多いと、自己負担とするケースが多いのかな~と思います。

航空会社の指定

昔は、日系航空会社JAL/ANAで一時帰国できたのですが、最近は安い現地の航空会社を使えと言われるケースや会社負担の上限を定めている会社があるかと思います。

もちろん大企業などは、JAL/ANAを認めている会社もありますけどね。

私の所属している会社は特に指定はなく、毎回JAL/ANAのどちらかで一時帰国をしています。

ただし、年々コスト削減が進んでいるので、少しずつ変わってくるのかな~とも思います。

まとめ

 ホームリーブ制度について紹介しました。

ホームリーブはストレスフルな社員を休ませるための制度で、しっかり休みを取りましょう。

ただし、休みを取りすぎると制度が改悪になりますので、気を付けてください(笑)

 

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